最近の音楽トレンド「70s的ディスコ、ファンク・ミュージック」

June 6, 2016

ここ7~8年、90年代以降2度目の70s回帰ブームだ、とくに世界的な音楽トレンドと

なっているディスコ/ブギー/ファンク/ブルー・アイド・ソウル(AOR)等の1970s~80sサウンド

 

アメリカをはじめ、イギリス、フランスなど各国から数多くリリースされている

 

ブルーノ・マーズ、ダフト・パンク、ファレルあたりの有名どころからヒット曲が出始め、

チャートにはあまり反映されないがChromeo、DJ・Cassidyなど上質なディスコ、ブラコン的作品

が多数出ている

 

今回はそんな作品をいくつか上げてみたい

 

世界的なトレンドのはずがなぜか日本ではほとんどこの傾向は見られないダンスミュージックと

言えば、相変わらずEDMだ

 

理由は簡単だ

ジャージーなコードチェンジとシンコペーションの効いたリズムの多い70sミュージックは、

三和音と単純な四分打ちのビートに慣れた耳には難しく聞こえるものだからだ

耳が肥えてないと聴きづらいだろう

 

それはさておき、

昨年一部では台ヒットしたMayer Hawthorne (メイヤー・ホーソーン)とJake One

(ジェイク・ワン)とのユニット「Tuxedo 」の「Do it」なんてまさに80年代初頭の

ブラコンだ!

Tuxedo - Do It

 

 

そのMayer Hawthorneの新作も良い

オランダのブルー・アイド・ソウルシンガー&プロデューサーのBenny Sings(ベニー・シングス)との共作だ

 

甘~いスイート・ソウル的作品、ちょっとSADEあたりも彷彿とさせるような・・・

Mayer Hawthorne - Cosmic Love

 

 

これ↓は数年前の作品だが、ファンク的Aメロから70s的ニューソウル的なサビへ、というか

この転調感やはりSADE的 カッコよし

Mayer Hawthorne - Her Favorite Song

 

 

すべての楽器をこなす天才高校生だったイギリスのJacob Collier(ジェイコブ・コリヤー)も

今や21~22才、彼もYouTubeからメジャーデビューするひとりだ

クインシーやメセニーなどから賞賛され、この7月初アルバムをリリース

 

彼のこの新作もファンク色の強い作品だ

70s的な香りと90年代D'Angelo(ディアンジェロ)にも通ずるアフリカ回帰的リズム

Saviour - Jacob Collier

 

 

彼はよく天才と呼ばれるが、確かに音楽センスと演奏スキルには驚愕ものだが彼のサウンドからは

過去の偉人たちの影響をはっきり感じ取ることが出来る

 

ここら辺は目の前のものにしか興味を持たない、街中でカラオケで歌うことがストリートライブと思っている日本の多くの若者たちは気づかないといけない

ストリートライブは大道芸だ、人と同じことをやっていても誰も驚かないし喜ばない

 

路上でカラオケしてるだけでプロになれるとお思いかい?

 

 

 

フランスのディスコ、ブラコンの火付け役的なDJでプロデューサーのBreakbotのこの作品なんて

もう西海岸的AORだ

Breakbot - One Out Of Two feat. Irfane 

 

 

同じくフランスのJohn Milk(ジョン・ミルク)は60~70年代のスウィート・ソウル的フィーリングにアフロ・ビート的なエッセンスを加えるところがフランスっぽくて洒落ている

 

John Milk - Treat Me Right

 

 

オーストラリアのユニット「Miami Horror 」のこの作品はボーカルにKimbra(キンブラ)を迎えての70s的ファンク、ディスコ調作品

ベースの感じからChicのバーナード・エドワーズ的  

 

ダフトパンクがChicのナイル・ロジャースを迎えて「Random Access Memories」をリリースした

のが2013年だから、Miami Horror は早かった、というか世界で同時多発的にディスコ・

ミュージックがキテた証しみたいなものだ

 

Miami Horror - I Look To You (ft. Kimbra)

 

 

 

カナダのChromeoはデビュー時からいち早く80sサウンドをやっていたが最近はさらに進化して

80s初頭のブラコンだ

シンセの音色とかは当時のDazz Bandあたりにも似ている  

 

feat.のボーカルはこれまた最近の若手では才気あふれるToro y Moiだ

 

Chromeo - Come Alive (feat. Toro y Moi)

 

 

最後は、待てど暮らせどアルバムの出ないDJ Cassidだ

お蔵入りになったとさえ噂される

 

彼の場合、ミュージシャンにもこだわりまくり、レオン・チャンクラー、ジョン・ロビンソン、

マーカス・ミラー、ヴァーダイン・ホワイト、ボビー・ワトソンらリズム隊からホーンのアレンジにジェリー・ヘイとか、40代以上の音楽ファンだったら涙モノのメンバーを揃えたりしてる

 

この作品はR・Kellyをボーカルに迎えた素晴らしい曲

DJ Cassidyの中では一番すきかな

 

MVも地下鉄を舞台にしたアメリカらしい作品

 

仕事を終え、疲れたカラダを電車に揺られているところ、ラジカセ持ったR・KellyとでDJ Cassidy

扮する謎の2人組が歌いだし、ノリノリになる乗客

これこそ正にアメリカじゃない?!

DJ Cassidy - Make the World Go Round ft. R. Kelly

 

 

個人的にはこの曲のアイディア元はMCFadden&Whiteheadの「Ain’t No Stoppin’ Us Now」だと

思っている

 

雰囲気がよく似てる、しかしこれは別物でパクリとかではなく感じるのはリスペクトの心でしかない 

 

日本からこういったカッコよくセンスのいい作品が出ることはあるのだろうか

 

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